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■バンディット250 ブレーキパッド交換(Brembo
4pod シングルピンキャリパー) |
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ブレンボ4podシングルピンキャリパーのブレーキパッド交換の手順です。
パッド交換なので、本来であればメンテナンス系ではあるんですが、ノーマルキャリパーでの作業じゃないので、
カスタムページとして書きます。
注意:重要保安部品の交換手順です。自信がない方や、心配な方はバイク屋に依頼してください。
1)車体からキャリパーを外す。
キャリパーを車体から外します。
キャリパーを固定しているボルトを8mmの六角レンチで外します。(写真の金色キャリパー上部の2つのシルバーボルトです。)
<<ホイール>>
ボルトが外れたら、キャリパーを車体方向にずらして外してあげます。
このとき、ブレーキローターの摩耗具合で、ローターにかみついた状態から外れないこともあるかもしれません。
この場合は、キャリパーを奥に押し込むようにすると、ピストンが縮みますので、外れやすくなると思います。
外れるとこのようになります。
2)ブレーキパッド固定ピンを外す
まずは、ブレーキパッド固定ピンに付いているクリップを抜きます。
<<クリップを抜く>>
ブレーキパッドを固定しているピンを外します。
マニュアルも何もない状態だと、このピンを外すのに非常に苦労することになります。
ピンはクルクル回るのに、ピンを抜こうとしても、硬すぎて抜けない…なんていうことになります。
(管理人も外すのに苦労して、この部分だけで1時間くらい悩みました。)
外し方はいたって簡単。
ハンマーでたたくだけです!
ただし、ハンマーで単純に叩いてもこのピン、力がなかなか伝わらずに外れてくれません。
ハンマーはプラスチック製のものを使ってください。金属製だとキャリパーに傷が入っちゃいます。
ここで、8mmの六角レンチをピンに当てて、力を均等に与えてやるようにすると、比較的簡単に押し出せます。
<<ピンに六角レンチを当てる>>
この状態から、画像の指の上あたりを狙ってハンマーでたたいてください。
ピンが完全に引っ込んだら、手でピンを抜きます。
<<ピンを抜く>>
3)キャリパーピストンを戻す
ピンを抜くと、パッドが取れるようになります。
パッドを外してください。
その後、キャリパーピストンを奥に押し込む必要があります。
ブレーキは、ブレーキレバーを握った時にピストンが押し出され、ブレーキパッドをディスクローターに押し付けることで、
ブレーキをかける・・・といった機構になっています。
パッドを交換するタイミングになると、ピストンがある程度出た状態になってるわけですね。
これを完全に奥に押し戻してあげなければ、新しいブレーキパッドが車体にはまらないんです。
<<ブレーキパッドを外したばかりの状態>>
力に自信がある人は、手でぐいぐいとピストンを押してピストンを戻してください。
力に自信がない人は、ウォーターポンププライヤーでピストンを戻します。
このときの注意ですが、片方のピストンを戻すと、反対側のピストンが出てくることがあります。
戻すのに必死で、反対側のピストンが出すぎてポロっと取れてしまわないように気をつけて作業をします。
4つのピストンをしっかり戻してください。
戻し終えるとこのような状態になります。
<<ピストンを完全に戻した状態>>
4)ブレーキパッドを交換する
ピストンを戻したら、古いパッドと新しいパッドを交換しましょう。
古いパッドと新しいパッドを比較すると、ローターの摩耗具合が結構分かります。
管理人のブレーキディスクローターはかなり摩耗しております^^;
<<新旧パッドの比較1>>
<<新旧パッドの比較2>>
だいぶ摩耗してますね^^;規定では、ブレーキパッドの厚みが残り2mmになった時点で交換するとなってます。
この2mmを下回ると制動力がだいぶ落ちます。
新しいパッドをブレーキキャリパーにセットします。
<<ブレーキパッドをセット(上から見た図)>>
<<ブレーキパッドをセット(下から見た図)>>
ブレーキパッドをセットしたら、次は固定ピンを入れます。
ピンを入れる前に、ブレーキパッドを支えるプレートをパッドの上に載せます。
載せた後にピンを差し込んでください。
<<固定ピンをセットする>>
ここで、固定ピンを完全に押し込む必要があります。
外すときと同じですが、ここのピンを押し込む時もハンマーを使用します。
がむしゃらに手で押し込んでも、ここのピンはなかなか入ってくれません。
外すときと同じように六角レンチをピンの上に当てて、ハンマーで叩きます。
<<六角レンチを当てて固定ピンを押し込む>>
固定ピンを押し込んだあとは、ピンを固定するクリップを取り付けてください。
<<クリップを取り付ける>>
5)車体へ取り付ける
次は車体にブレーキキャリパーを固定します。
ブレーキパッドでブレーキローターを挟むように、ブレーキローターにキャリパーをはめます。
はめた後、キャリパーサポートへキャリパーを持っていきます。
8mmの六角ボルトで、キャリパーを固定します。
手でボルトを締めこんだ後、六角レンチで固定します。
外れないようにぐっと締めこみます。(オーバートルクにならないように気をつけてください)
2本のボルトで固定します。
<<キャリパーを固定する>>
6)ブレーキパッドをローターへ押し付ける
キャリパーを取り付けた後は、ブレーキパッドをローターへ押し付け、ブレーキがかかる状態を作り出します。
手順は簡単。ブレーキレバーを何回か握り、抵抗を感じるまで繰り返してください。
以上で、パッドの交換は完了です。
ブレーキダストでお手手が真っ黒になると思いますが、作業した!!って気分になりますので、
僕はこの作業は好きだったりします(笑
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