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■バンディット250 ゼネレータカバーの交換

はじめに

※写真が多いです。そして文章も長いので、その点はご了承ください。


管理人、単独転倒してしまいました(笑

転倒したときに、対向車線を通る車がいなくてホントに良かった。。

なぜか、通報もされてないはずなのに、お巡りさんが尋問に来ましたけどねw


保険のために事故扱いにするかを尋ねられましたが、とりあえずステップとゼネレータカバーの損傷だったので、

事故扱いにせず帰路につきました。


さて、部品も揃ったので、ゼネレータカバーの交換を記事にします。


<<故障したゼネレータカバー>>
故障したゼネレータカバー
必要部品

・エンジンオイル : 3リットル 10W-40のオイルを用意

・オイル受け(オイル用の使い捨て(ポイパックが便利です))


・ゼネレータカバー PartsNo : 11351-11D10(カバー、マグネット) 金額 : 不明(おそらく7000〜8000円ほどかと思います。)

(リミテッド用のバフクリア塗装なゼネレータカバーが欲しい方は、PartsNo:11351-45D00(カバー、マグネット)という手もあります。

・ゼネレータカバーガスケット PartsNo : 11483-11D00 金額 : 619円(2012年02月16日 現在)

必要工具

<<オイルを抜く>>

・17mmのメガネレンチ


<<ゼネレータカバー交換>>

・5mmの六角レンチ

・プラスドライバー(+3が望ましい)

・インパクトドライバー(あれば)

1)オイルを抜く

ゼネレータカバー内には、ゼネレータコイルおよびギアを潤滑させるために、エンジンオイルが循環するように出来ています。

交換作業を行う際はオイルを抜きます。


オイルを抜く前に、エンジンを暖気させ、オイルを排出させやすくします。

暖気を行っている間に、オイル受けを用意しておきましょう。

<<オイル受け>>
オイル受け

普通はオイル受けのトレイを用意するのですが、処理が面倒ですので、ここはエーモンから出ているポイパックを使います。


暖気が終わったら、エンジンを止め、エンジン下部のエンジンオイル排出ボルトをゆるめます。

<<オイル排出ボルト>>
オイル排出ボルト

写真中央のボルトです。

これを17mmのメガネレンチでゆるめますが、オイル受けをボルトの下あたりに用意しておいてください。

<<オイル受けスタンバイ>>
オイル受けスタンバイ

オイル受けを用意したら、17mmのメガネレンチをボルトに当て、手のひらで押さえながら締める方向(時計回り)に回します。

<<オイル排出ボルトの緩め方−手のひらで押さえる>>
オイル排出ボルトの緩め方−手のひらで押さえる
<<オイル排出ボルトの緩め方−締める方向に回す(時計回り)>>
オイル排出ボルトの緩め方−緩める方向に回す(時計回り)
<<オイル排出ボルトの緩め方−締める方向に回す(時計回り)>>
オイル排出ボルトの緩め方−緩める方向に回す(時計回り)

手で回るくらいにゆるんだら、手で徐々に緩めていきます。

完全に抜けると、オイルがドバーっと出てきます。

<<オイルが抜けます>>
オイルが抜けます

ちなみに、このオイルで15000kmくらい走っちゃいました^^;

ホントの交換時期は6000km毎くらいなんですけどね・・・。


オイルが完全に抜け切ったら(出てこなくなったら)、ボルトを元通りに締めておきます。

今度はボルトを緩める方向(反時計回り)に締めます。

2)ゼネレータカバーを外す。

オイルを抜いたら、今度はゼネレータカバーを外します。

<<壊れたゼネレータカバー>>
壊れたゼネレータカバー

痛々しい姿です・・・。


過去のトラウマが蘇ってきますが、とりあえず外します。

(椿峠で同じように転倒して、ゼネレータカバーを完全に割ったことがあります^^;)


ボルトを5mmの六角レンチで外します。すべてで8か所あります。

外したら、元に戻す際に迷わないように並べておくとよいでしょう。

ちなみに、ボルトの長さはすべて同じです。

<<外したボルトは並べておく>>
外したボルトは並べておく

次は、ゼネレータカバーを外します。

ゼネレータカバー内部は磁石がありますので、財布などを持っている場合は、財布を安全な場所に避難させてください。
磁気ストライブ(キャッシュカードなど)に影響がでます。


外す際、磁石の影響で外しにくいと思いますが、慎重にカバーを外してあげてください。

<<ゼネレータカバーを外した後>>
ゼネレータカバーを外した後

なんとも禍々しい姿ですが、これで電力を発電しているわけですね。


ゼネレータカバーにくっついてくる、スペーサーを傷つかないようにペンチで外します。

<<ペンチでスペーサーを外す>>
ペンチでスペーサーを外す

とりあえず外しましたので、壊れたゼネレータカバーからコイルとハーネスを外します。

3)コイル類を外す
<<ゼネレータカバー内部>>
ゼネレータカバー内部

ここから、プラスドライバーを使って、コイルやハーネスの固定を外していきます。


ちなみに、サービスマニュアルを見ると、ここの部分のネジにはネジロック剤が添付されているようです。

外れない場合もあると思いますが、ここはインパクトドライバーがあれば大抵は外れてくれます。

ない場合はくれぐれも慎重に・・・。


インパクトドライバーがなく、失敗した場合は、こんな感じになってしまいます。

<<ネジ山をなめてしまった場合>>
ネジ山をなめてしまった場合

・・・はい。僕、失敗しましたwwww


もうどうしようもないので、部品を発注しようと思いましたが、このカバーは壊れているため、どちらにせよ交換するわけです。

仕様がないので、グラインダーでネジを飛ばそうと思います。グラインダーがない場合は、ドリルで揉むのも手です。

<<ディスクグラインダー>>
ディスクグラインダー

とりあえず、エンジン側には磁石があるので、削るときに鉄粉がエンジン内部に入らないように、

新聞紙などで保護しておきましょう。保護した後は、勢いよくグラインダーで削りました。

<<ネジ山をグラインダーで飛ばした様子>>
ネジ山をグラインダーで飛ばした様子

ちなみに、この部分のボルトはM6 15mmです。

次は、コイル類をブラスドライバーで完全に取外します。

4)ゼネレータカバーの交換

新しいゼネレータカバーを用意し、同じように組み付けます。


組み付けるときは、ボルトをネジロック剤(外すことが可能なタイプ)を必ず塗付ます。

<<ネジロック剤を塗る>>
ネジロック剤を塗る
<<新しいゼネレータカバーに、コイル類を取り付ける>>
新しいゼネレータカバーに、コイル類を取り付ける

綺麗ですね〜。新しいのはいいですねw


次に、エンジン側へ組み付けるわけですが、古いガスケットがエンジン側に付着している場合は、

紙やすりなどで綺麗に取り去っておきます。


次に、新しいガスケットを、エンジン側に固定します。

<<ガスケットをエンジンに固定する>>
ガスケットをエンジンに固定する

この際、先に外したスペーサーがあったと思いますが、それをエンジン側にあらかじめはめておき、

その部分にガスケットを当てて、固定するとうまくはまります。


次にカバーをエンジンにはめるのですが、この際に、ケーブルを挟まないように注意しながらはめてください。

この部分が断線すると、非常に厄介です。


ガスケットがずれないように注意しながらはめてください。

ずれたら、手でガスケットの位置を調整しましょう。

<<ケーブルを挟まないように注意>>
ケーブルを挟まないように注意

次は、カバーをボルトで固定します。

並べていたボルトを元通りに組み付け、緩まないようにしっかりと締めましょう。

<<完成>>
完成
5)エンジンオイルを入れる

次は、エンジンオイルを入れます。

エンジン右側(クラッチカバー)のエンジンオイル挿入口のカバーをゆるめます。

<<エンジンオイル挿入口(黒いつまみがついたカバーを外します)>>
エンジンオイル挿入口(黒いつまみがついたカバーを外します
<<エンジンオイル挿入口のカバーを外したところ>>
エンジンオイル挿入口のカバーを外したところ

ここに、エンジンオイルを入れます。

規定は2.7リットルです。

<<エンジンオイルを入れる>>
エンジンオイルを入れる

エンジンオイルを2リットルくらい入れたら、一度エンジンをかけます。

エンジンをかけることで、交換したエンジンオイルをエンジン内部に潤滑させ、きちんと2.7リットル入るようにします。


しばらく(3〜5分)くらいエンジンをアイドリングで回したら、エンジンを止め、

残りのエンジンオイルを入れてください。

この際、エンジンオイル量確認窓を見ながら、FとLの中間あたりに来るようにエンジンオイルを入れてください。

場合によっては3リットルくらい入るかもしれません。


これでゼネレータカバー交換の手順を終わります。

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